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「死者を操れる私は神だ。私を世間一般の倫理観で縛るな」 プロフィール 性別 男 年齢 28歳 属性 ? 誕生日 忘れた 身長 178 体重 65 趣味→ 死体収集、死体弄り 読書 好き 死体収集と弄り、読書、静かな場所 嫌い 世間一般の倫理観、騒がしい人間、品のない人間 大切 死体コレクション、本 トラウマ 自身の能力を真っ向否定されたこと 概要 容姿・性格 かつては真面目な医者。しかし能力に目覚めたときからキチガイになっていき人格破綻者となった。生きた人間よりも死者を美しいと感じる。常に白衣を着てる。自称インテリ 容姿と性格は某忍者漫画のカブチ丸のような感じである。 しゃべり方はとある厨二ゲーのメルクリウスのような話し方 凄くうざったい話し方である。 能力 【死者組成】 死体に自分の魂を分ける事で操る。 死体には自我があるが、基本本体には忠実。 能力者が素材の場合、使用されている体の割合と比例した能力を再現出来る (体の10%を使用しているのなら、10%分の能力が使用出来る)。 死体が破壊された場合、魂は天に昇り能力者から離れる。 ・・・魂一つに付き、約1年の寿命が縮む。 一度に操れる死体は10体、但し能力者の場合は1体に付き5体分のキャパシティが占領される。 初期装備・成人男性の死体×3つ 小型の動物の死体×3つ 大型獣×1 死体改造キット (死体を繋ぎ合わせ、強化出来る。) 近況 「教団」所属の【十字砲架】を殺害。 「教団」に異端者認定され粛清対象とされる。 人外屋敷襲撃の際ジェイル所属の何者かに襲撃され死亡 なお、【獲月那鎖】に【磔刑神父】の遺体を回収される。
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KP 中尾ヤスヒロ PL&PC 白夜零兎:比留間兇 ヨシヅキ参謀:花淵真実 配信 2022/11/28 21 00- 新クトゥルフ神話TRPG】プルガトリウムの夜 / 前編【#厨二組の夜】 2022/11/28 21 00- 新クトゥルフ神話TRPG】プルガトリウムの夜 / 後編【#厨二組の夜】 ハッシュタグ #厨二組の夜 イラスト HSNG:@hsng_trpg ツイート 告知 配信告知 "――モズの高鳴きが鳴り響く。" キャラクター紹介 当日ツイート 後編:ぜろつー 感想 前編:ぜろつー 1 / 2 / ヨシヅキ参謀 / 高生紳士 後編:中尾ヤスヒロ / ぜろつー / 四宮伊織 (ヨシヅキ参謀) 立ち絵 比留間兇 / 花淵真実
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宴会小ネタその2 「あーあ、宴会は楽しかったけど結局ほとんど知り合い増えなかったな…。 孤独な天才はつらいな…。」 「クククッ、同志よ。それは我らの咎ではない。」 「は?」 「それは我らの主の咎。」 「誰だよそれ。」 「我らを創造し、操りし者。神にもたとえられるその存在。 その者の貧弱なる発想力がゆえに我らは…。」 「よくわかんないが、そんな存在がいるなら過去も操れないか?」 「クククッ、それは俗なる言葉で後付け設定と呼ばれる。 可能性はあるが我らが主の発想力ではどうかな?他の神に期待するといい。」 「期待できるのか?」 「さぁな。そればかりは何ともいえん。」 前ページ連載 - 厨二病コンビ
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「ぷはー、タカコの淹れるお茶は美味しいねぇ~・・・」 「珍しいわね、トキコがひとりで事務室に来るなんて。」 「いやね、たまには私も仕事しないとなーって思ってさー」 「あぁ、そういうこと・・・」 「ねぇ、最近面白い人いた?」 「・・・トキコは三年生の阿久根実良っていう生徒は知ってる?」 「阿久根・・・!っあ、あの厨二病先輩?」 「ちゅ、厨二病先輩ってまた凄いあだ名ね・・・」 「だーって、厨二病先輩、言動がいちいち厨二病っぽいんだもん。 傍から見てて痛いよね!」 「・・・」 「この前なんてねー・・・」 『あ、厨二病せんぱーい。』 『・・・ふふ、無垢な盗掘者が今日も来たようだ。』 『相変わらず言動意味不明ですねー、周りから凄い眼で見られてますよ。』 『関係ないさ、人間は常に孤独の賢人なんだからな・・・』 『・・・ところで厨二病先輩、そのお昼美味しそうですね。』 『・・・・・・そんな眼をしてもこれはやらないぞ。』 『えー!一個ぐらい下さいよ!これだけあるんだからいいじゃないですか!』 『この生贄達は俺の血肉となる為に並んでいるんだ・・・常人が食べられるわけな、』 ドカァァァン!!! 『くれますよね?』 『・・・・・・ハイ・・・』 「・・・っていうことがあってさ。」 「あなたまた昼飯たかりに行ってたの?」 「だって厨二病先輩のご飯、いっつも美味しそうなんだもーん。」 「でも私の記憶の限りだと、四回目じゃ・・・」 「あーあとねあとね!厨二病先輩が一年の子に迫っているとこも見た!」 「えっ?阿久根くん、そんな子には見えなかったけど・・・」 「ホントホント!一年のハリネズミちゃん泣かせてたんだもん!」 (*諸事情により張間視点でお送りします) 『・・・あ、(お財布落としていった・・・)あ、あの・・・』 『ん?』 『っ!!・・・え、えっと・・・あ、あ・・・』 『どうした?』 『・・・こ、これ・・・お、落とし・・・』 『・・・・・・あぁ、これは確かに落としていたら命がなくなっていたな・・・ありがとう。』 『は、はい・・・(は、早くこの人から離れよう・・・)・・・』 『・・・待て、』 『ひっ!?・・・な、なんですか・・・?』 『貴様・・・もしや・・・』 『・・・・・・・・・』 『・・・・・・の、』 『っう、うわぁぁぁぁあああん!!!』 『!?え、ちょ、』 『ごめんなさいっ!!っごめんなさい~~!!うわぁぁぁん!!』 「・・・で、その後近くの教室から他の先輩達が出てきて厨二病先輩は取り押さえられて、 そのままボッシュートされてたの。・・・きっと厨二病先輩、人の恐怖心を煽るなんか 凄い能力持ってるんだよ、絶対・・・」 「・・・・・・・・・」 タカコとトーキングin事務室 「厨二病先輩」 「・・・色々と可哀想ね、阿久根くん・・・」
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満足の向こう側へ 本編 本編SS目次 設定 参加者名簿 参加者名簿(ネタバレ) 資料/他 死亡者リスト 支給品一覧 地図 書き手紹介 SSタイトル元ネタ解説 用語集 絵置き場 その他
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1 / 1 ページ 権「ぐわ…くそ…また暴れだしやがった……」 エタ「……」 泉「どうしたの?」 権「フッ…“幽波紋”を持たぬ者には解るまい……」 泉「持ってるっつーの」 権「我が“幽波紋”が解放された時、辺りは寒氷地獄(コキュートス)となる…近付かない方がいい……」 泉「確かに寒いし、近寄りがたいわね。別の意味で」 権「くッ…待つんだ『エターナルフォースブリザード』! 私の意思に反し暴走するのはよせ…… お前の力が解き放たれれば…地球はたちまち“全球凍結(スノウボール・アース)”と化すぞッ!」 エタ「……」 泉「エタは何もしてないわよ。とっとと戻ってきなさい」 権「馬鹿な…我が幽波紋のせいで人類が滅ぶなんて…… 仕方がない。ここは本体の私自身が逝くしかないようだ…… さらばだ友よ…そして愛しき人……せめてお前に、本当の想いを伝えておきたかった……グサッ」 エタ「……」 泉「あ~あ、完全なヘブン状態だわこりゃ」 権「“こうして、最強と呼ばれた幽波紋使いはその天命を果たしたのであった。彼女の遺体の傍には……」 エタ「イイ加減ニシロ」 泉・権「エタがしゃべったッ!?」 ★ 使用させていただいたスタンド No.0186 エターナルフォースブリザード ▼単発SS一覧へ戻る
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297 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 01 41 45.49 ID Tg6KPHPo0 超微妙な報告(?) こないだの日曜の話なんだがその日から卓に入った新入りの子がセッションの途中で帰っちゃった。 うちの卓は俺含めて厨二病こじらせた奴が集まってて、誰がGMやっても大体レベル制限が無くなり神様クラスの相手と戦うようなことになるような卓なんだけど(シナリオも厨二)、新入りが来るっていうんで歓迎セッションどうするよ?という話になっていた。 いつも通りがいいんじゃね?って意見といつも通りはまずくね?という意見に分かれたが結局こういう卓なんだよと教えるためいつも通りに決定。 ただ新入りの子はそういうのがイヤだったらしく机をぶっ叩いてキレ始め、最後には「こんなのおかしいですよ!!」って言いながらGMの顔にサイコロ投げつけて(至近距離なのに外れた)帰ってった。 GMは物投げられたことにポカーンとしてて俺らは大爆笑。 そのままうやむやになってそのセッションはおしまい。 月曜に新入りへメール出したが返事はまだ無い。 これって俺らが困?それとも新入りが困?両方かな? 298 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 01 44 06.52 ID Tg6KPHPo0 あ、爆笑したのは新入りがキレたことじゃなくてサイコロが外れたのとGMのポカーンとした表情がおもしろかったからです 299 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 01 45 52.62 ID CWcrJtUj0 新入りは変なグループに入らなくてよかった。 お前はそんなんでキレるような奴の対応をしなくて良くなった。 つまり将来的には万々歳なのでノーカンで。 300 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 01 55 37.81 ID F2JPgQv50 下手に最初だけ取り繕って後でもめるより、早々に破局した方がまだ傷は浅いわな どっちが困とも言い難いが、強いて言うなら、趣味が合わないからってキレて実力行使(外れたようだが)に出た新入りが困か 301 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 01 59 44.63 ID 5a1AXVz80 鳥取で何やろうと困じゃねーよ 外に出したり嫌がる奴に強制して無ければ 嫌な卓立つのは困じゃないがキレるのは困なので新入生が困 302 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 02 01 57.45 ID bM7Ze/2E0 厨二すぎる鳥取も、他に害も無く幸せなら特に問題は無し 新歓セッションであえて全力で鳥取独自の空気を出して行った事で プレイスタイルの違う新人が中途半端に未練を残すことも無く、全力で見切りをつけられたと考えると、結果的に最適解 困なんていなかった 303 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 02 02 40.39 ID VgQZTJ/w0 まぁ報告者の鳥取が同席を遠慮願いたいルーニーしかいないことは分かるがそれは困かどうかとは別問題だな 304 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 02 04 10.36 ID wPHdg5ahP ここで下手に鳥取のやり方を隠してサークルに入れて 後に「自分達のやり方に強制してやる」とかなっちゃったら、リアルジャームみたいな話になるしね 307 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 02 25 43.04 ID 1iO6bKxP0 ダイスが当たってケガしたとしても困ってよりは単なる傷害罪だしな これでその新人が 「あなたたちは間違ってる、正しい(ゲーム名)を教育して差し上げます!」 とか言い出したらともかく、フェードアウトしただけなら 互いにとって少々の時間の無駄だけで済んでよかったよかった 308 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 02 49 40.96 ID yR+rv5KJO 意図的に当たらないように投げる威嚇投擲だった、てのは解釈甘過ぎかなぁ。 何にせよ事前の意識共有が成されていれば起こらなかった事態だな。結果論だが。 スレ346
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厨弐やまいと申します あんまりInできない人です 出会えた人は幸運かも!?
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「チッ、なんでよりによってサソリなのかなァ…」 蠍タイプの人型虫。 はさむより斬りつけたりさして捕縛するすることの長けた鋏と砂場でも早く動ける足を持つ。 尻尾にはもちろん毒があり刺した無生物を爆破させ、生物には鎖で縛られたような感覚のする麻痺毒を持つ。 四つんばいになることで最大五十メートルまで尻尾を伸ばせるが、まっすぐにしか伸ばせず、その間は隙だらけ 鋏と尻尾は鉄板並みの硬さ。 脚力が超人並に優れているが、後の能力は一般男性並 プロフィール 性別 男 年齢 15 能力分類 【変化系】 誕生日 12月17日 身長 170cm 体重 100近く? 好きな食べ物 肉(人肉含む) 嫌いな食べ物 魚類 好き 食事 嫌い 理科的なこと、昆虫 トラウマ 人体実験に巻き込まれたこと キャラクター 【容姿】 普段は目つきの悪い恐い感じの顔つきでスラっとした体型であるが、重量は蠍の姿と同じ重さなので、体型に似合わずかなり重い 能力を使うと、腰辺りから脚、背中の下のほうに尻尾が生え、腕や脚や胴体が赤黒くサソリのようになっていく。 その際に、顔は人間らしさを残すが、若干蠍ぽくなってしまう。 服は不思議な繊維で出来ていて、伸縮に長けていて破けても修復される仕組みになっている。 服の感じは青いスポーツウェアな感じ 【性格】 顔とはちがいそこまで悪くは無いが、口調は少し荒っぽく、基本的に適当である。 能力を使うと、性格が好戦的になり、手加減しないと殺しそうになる。 【概要】 元々は無能力者だったが、能力者に(喧嘩を売ったため)重症を負わされて、ダメージがほぼ致死量に達していたところを、周辺に住んでいる研究員に人体実験に利用される。 しかし、完成した実験体は研究員もろとも研究所を破壊して逃走する。 実験によって人外の存在になったことで周りからの扱いが酷いものとなり、親からも見離されるほどになってしまった。 そのことを特に気にすることもなく、宿無しのままフラフラと生活をしている。 そして今に至る。 【持ち物・装備】 現在無し
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「トイレの花子さん?」 「そう、出るらしいぜ。うちにも。」 「へぇ」 「あんま信じてないな?」 「っていうかどうでもいい。」 「相変わらずつまんねぇやつだな…。」 じゃ、と言って友人と別れる。 信じてないわけではない。むしろ、存在を知っている。 ただ、できればこれ以上かかわりたくない。 そう思いながらも鞄にいつものペットボトルが入っていることを確認する。 「クククッ。聞こえたぞ、同志よ」 左腕に包帯を巻いている男が近づいて来る。 友人と認めたくないところである。相方ってところか 「言っとくが、やらないからな。」 「ククッ。悪を倒すことは選ばれし能力者のさだめだ…。」 …これだから厨二病は困る。え、僕は厨病二なんかじゃないはず…。 「能力者じゃなくて契約者だ。それに選ばれたんじゃなくて自分の意思。」 「ふっ…細かいことは気にするな…。」 「そもそもまだ悪かどうか分かんないんだが。」 「なら、確かめに行くだけでも。」 「断る、めんどくさい仕事は嫌いでね。」 「こわいの?」 「こ、怖くないよ!別に言ってもいいよ!!」 「くくっ…では後で。」 簡単な挑発に乗ってしまう自分が嫌になる。 どんなにかっこつけても結局、自分はへたれなのだ。 しかし困った。 花子さんと闘うことになったらどうすればいいのだろうか。 いつもの戦い方が通用するか…。 そもそも花子さんがいるのが悪いんだ。 なんでいるんだよ。 ここ中学だぞ。普通そういうのは小学校って決まってるだろ。 っていうかなんで僕が倒さなきゃいけないんだよ。 誰か倒してくれよ。もうたおされてるんじゃないの。 そうか、有名だからいけないのか。 有名だから倒しても倒しても生まれてくるのか…。 噂してるの誰だ。そいつのせいだ。噂がなきゃ都市伝説は生まれない…。 いやもういっそ都市伝説って言葉を作ったやつが悪いんだ。 そうだ。そうにきまっている。 花子さんよりも先にそいつを倒し… クールを気取っている少年は、内心でこれでもかというくらいに卑屈だった。 もちろん彼がこんなにも花子さんを恐れるのは理由がある。 日がくれた放課後。女子トイレに男子二人がたたずむ姿はなんか変なんじゃないか…。 「え?」 「だから、やっぱりやめよう…。」 「どうした少年!?こわいのか!?大丈夫だ!俺がついてる!!」 「ま、まさか。ただ…そう、あんたみたいな足手まといなと一緒なのが気に食わないだけだ。 そ、そうだ、それだけだ!筋肉バカ!!」 ごまかせただろうか? 「はっはっは、筋肉バカか。まぁ、いい。呼ぶぞ!!」 「お、おう。」 大丈夫、ちゃんと準備してきた。大丈夫…大丈夫…。 「はーなこさーん!!」 包帯を外した相方の素っ頓狂な大声につられるように ごぉ…と盛大な水音を立てて女子トイレからその子は出てきた。 「何よ、うるさいわね!!」 イメージと違った。 そこには確かにおかっぱではあるが、気の強そうな女の子が立っていた。 もっと幼い子かと思っていたが、自分と同じ年くらいだった。 よく考えたら中学のトイレに出てくるのだから当たり前かもしれない。 「なんなの!?わざわざ呼んどいて用件も言わないの!?」 「はっはっは!おじょーちゃん!!おまえを倒しに来たぞ!!」 あぁ、もうなんで宣戦布告するんだよ、平和的な話し合いで解決できたかもしれないのに…。 こうなったらやるしかない。 「先手必勝、いけ」 精一杯冷静を装った声で相方に支持をだす。 同時に普段の厨二病とはかけ離れた性格のあいつが動く。 「女に手を挙げるのはあんまり好きじゃないんだがな。うおりゃーー!!」 盛大に花子さんに殴りかかる。 スカッ …そしてすり抜ける。 そりゃそうだよね、当たり前だよね。ちょっとでも期待した俺がバカだったよ。 花子さんは幽霊だもんね、殴れるわけないよね。 でも困ったな、傷口がないと僕の能力は使えないよ。 よく考えれば傷口あっても幽霊だったら海水かけられないじゃん。 もう勝ち目ないよ、土下座すれば許してくれるかな。 「いきなり何すんの!!」 うわぁ。怒ってるよ、やばいよ死にたくないよ…。 花子さんを怒らせてしまった僕たちは、花子さんの操る水流に翻弄されていた。 一生懸命逃げるも、狭い室内。 逃げ道は限られていた。 しかも僕は相方と違ってそんなに素早く動けない。 仕方ない、あれをやるときか。 あわててペットボトルを取り出す。 「そんなのでこの私に対抗する気?聖水?悪霊じゃないんだからきかないわよ。」 「はっはっは!悪霊みたいなもんだろう。悪さをする霊なんだからよ!」 「何よ!悪さなんかしてないわよ!私はあんたたち…」 って何、火に油注いでるの!これ以上怒らせてどうすんの、今ピンチなんだから。 「で?なに?その水を私にかけるつもりかしら?」 「違います!こ、これは、ちょっとのど乾いただけで…でも捨てちゃいますね。」 どぼどぼどぼ…。 ペットボトルのふたをあけて中身をトイレの床にぶちまける。 これは僕の能力の発動条件。 いわば唯一の武器を捨てた…わけではない。 「へらへらしちゃって!いらいらするわね!」 花子さんが再び水流攻撃を仕掛けようとする。 いまだ。 パチン。 指を鳴らすと床から大量のフジツボが生えてきて花子さんと僕たちの間に壁を作った。 直後、襲ってきた花子さんの水流攻撃をフジツボの壁が防いだ。。 フジツボの能力は無生物でも応用が利いた。 昼のうちに床に傷をつけておいてよかった。 間に合った…。 「危なかった…だからやめようって…あれ?」 ふと隣を見るとすでに相方は気絶していた。 間に合わなかったらしい。まさかしんでないよね…。 「何よ、この壁。」 目の前には花子さん。 …そうか、幽霊はフジツボの壁もすり抜けられるんだね。 僕にはもう何も残ってないよ。 勝ち目ないよ。僕は花子さんに殺されちゃうんだね。 どうせならもっと強い都市伝説と闘ってしにたかっ… 「殺さないわよ。人殺しなんてしたくもない。私はただ静かにのんびり過ごしたいだけなのに…。 あんたみたいなのが邪魔するから!でてって!!」 おびえている僕にそう怒鳴ると、花子さんは僕たちを水流でトイレの外に追い出した。 そして内側から鍵でもかけたのか、トイレのドアは開かなくなった。 「くくっ、それで?どうなった?」 「あぁ、問題なくやったさ。あんたが気絶している間にな。」 「そうか…さすがは選ばれし者だ」 「実力だ。俺を見くびるなよ。」 翌日。昨日の失態を取り返すべく、いつも以上にクールな俺に 学校に行くと、相方が話しかけてきた。 とりあえず、気絶したまま放置して帰ったことには怒っていないようだ。 花子さんのことは倒したことにしておいた。 そうすればそのうちみんなが忘れていくだろうから。 花子さんも静かに暮らせるに違いない。 僕だけは、覚えておこう。 都市伝説は忘れられれば消えてしまうから。 忘れられない。 ドアを閉める直前に花子さんに涙が浮かんでいるのが見えたから。 前ページ次ページ連載 - 厨二病コンビ